2010年度(第1回)HODIC鈴木・岡田記念賞



HODIC鈴木・岡田記念賞 選考委員会報告

選考委員長 伊藤智義

 鈴木・岡田記念賞選考委員会で協議した結果、2010年度HODIC鈴木・岡田記念賞は次の方々に決定いたしました。

      


●技術部門賞 : 福田隆史(産業技術総合研究所)、高橋進(凸版印刷)、

           北村満(大日本印刷)、久保田敏弘(久保田ホログラム工房)

授賞理由: 「ホログラムの光学的特性測定方法」に関して、JIS 原案の策定に中心となって活動を行い、
        平成23 年1 月20 日に日本工業規格として、
         JIS Z8791 ホログラムの回折効率及び関連する光学特性の測定方法
         JIS Z8792 ホログラムの記録特性測定方法
        の制定を実現した。
(補足)
この取り組みは2001 年にHODIC ホログラム将来検討委員会で始まり、その後、多くの方々で実
った成果ですが、選考委員会では、取りまとめに尽力された福田氏、技術面を担当された高橋氏と
北村氏、当該委員会の委員長を務められた久保田氏の4 名を代表者として選出させて頂きました。
 

●技術部門奨励賞 : 池田貴裕(パイフォトニクス(株))

対象論文: 高指向性LED 照明装置「ホロライト」とその応用
         HODIC Circular Vol.31, No.1, p.32-37 (2011)
授賞理由: LED を使用した高指向性、高効率のホログラム照明装置を開発した。実用化に成功していること、
       特に、商品化まで行っている点が評価された。
 

●技術部門奨励賞 : 浅川久志、馬場洵子(丸茂電気(株))、若木守明、渋谷猛久(東海大学)

対象論文: 「ホログラム再生用LED 照明器具の開発及び評価」
         HODIC Circular Vol.31, No.1, p.38-43 (2011)
授賞理由: 同時受賞の池田氏の業績に先だって、LED を使用したホログラム照明装置の開発及び評価に関して
       先駆的な仕事を行っている点が評価された。
 

●技術部門奨励賞 : 佐竹信一(東京理科大学)

対象論文: 「マイクロディジタルホログラフィック流速計による三次元マイクロ流体計測」
         HODIC Circular Vol.30, No.3, p.29-32 (2010)
受賞理由: ホログラフィを専門としない流体計測の研究領域において、実際にデジタルホログラフィ技術を
       応用して、有益な実験成果を上げている点が評価された。専門領域を超えた学際的な研究で新たな
       進展をもたらされることが期待された。
 



受賞者のプロフィール

福田隆史(フクダ タカシ) 
(独)産業技術総合研究所 電子光技術研究部門 主任研究員 博士(工学)
【経歴】
1994年4月 日本学術振興会 特別研究員
1996年3月 東京工業大学 理工学研究科 有機材料工学専攻 博士課程修了
1996年4月 通産省 工業技術院 物質工学工業技術研究所 高分子化学部
2000年4月 (組織改編により)(独)産業技術総合研究所 光技術研究部門
2007年7月 (独)新エネルギー・蚕業技術総合開発機構 電子・情報技術開発部(出向)
2008年7月 (独)産業技術総合研究所 光技術研究部門(復職)
2011年4月 (ユニット再編により)(独)産業技術総合研究所 電子光技術研究部門
現在、同部門メゾ構造制御グループ主任研究員として、光機能性材料の創製と物性評価(特に偏光ホログラフィックメモリ用新規材料開発や局在プラズモンのバイオセンシング応用など)に従事。
【抱負】
このたびは誠に有り難うございます。日本を代表するホログラムの専門の方々の輪の中で多くのことを学ばせて頂き、また、鈴木・岡田賞と言う大変名誉ある賞に加えて頂けましたことは、ひとえにHODIC関係各位のご鞭撻のおかげであり、この場を拝借して諸先生方に御礼申し上げたいと存じます。今回制定されたJIS規格が今後、有効活用されホログラム産業が一層振興することを期待したいと願っております。

高橋進(タカハシ ススム)
凸版印刷株式会社 事業開発センター 部長
【経歴】
1985年3月 千葉大学工学部画像工学科 卒業
1985年4月 凸版印刷(株)入社
1991年4月〜1993年3月 東京工業大学 像情報工学研究施設 派遣
凸版印刷(株)にてホログラム、3次元画像処理、レンズシートなどの光学分野の商品開発・企画に従事し現在に至る。
【抱負】
この度の鈴木・岡田記念賞の受賞、大変光栄に思っております。2001年から取りかかったホログラムの規格化は紆余曲折を経てようやく規格化にいたる事ができました。これは受賞した我々だけでなく多くの方の力をもって成し遂げられたものであり、関わった関係者全員が受賞したもの思っております。この場を借りてお礼を申し上げます。今回の規格は、まだ未完成な部分もあり、これからも皆様のご助力を頂きながら、より良い規格を目指していく必要があるものと思っています。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

北村 満(キタムラ ミツル
大日本印刷株式会社研究開発センター
【経歴】
1996年3月 慶應義塾大学理工学研究科機械工学専攻 修士課程 修了
1996年4月 大日本印刷株式会社に入社
画像研究所に配属され、計算機合成ホログラムの開発に従事。
1999年10月 組織改変に伴い、中央研究所(現在の研究開発センター)に異動
専門分野は、ホログラムをベースとした3D表示技術や偽造防止などのセキュリティ技術。
【抱負】
今年の1月についにJISとして制定され、ホッとしていたところに鈴木・岡田記念賞受賞のご連絡をいただき、大変驚き、また光栄に思っております。JIS制定までには、標準化内容の検討から始まり、JISとしての体裁に整え、わかりやすい2部構成に組みなおすといういくつかの山場を乗り越えてきたことを思い出します。この規格が、ホログラム産業や技術者間のプラットホームとしてお役に立てば幸いです。

久保田敏弘(クボタ トシヒロ)
京都工芸繊維大学名誉教授、(株)久保田ホログラム工房代表取締役
【経歴】
1968年 東京理科大学大学院理学研究科修士課程物理学専攻 修了
 東京大学生産技術研究所 助手
1983年 京都工芸繊維大学工業短期大学部 助教授
1988年 京都工芸繊維大学工芸学部 助教授
1993年 京都工芸繊維大学工芸学部 教授
2006年 京都工芸繊維大学 定年退職
2007年 (株)久保田ホログラム工房設立
【抱負】
現在、ホログラフィーをベースとした光工学関連の研究開発を行っています。ホログラフィーの魅力に取りつかれた一人として、JIS制定と今回の受賞を機にその技術の普及に今後も努力したいと思っております。ありがとうございました。



受賞者のプロフィール

池田貴裕(イケダ タカヒロ)
パイフォトニクス株式会社 代表取締役
浜松ホトニクス株式会社 開発本部 大学院大学発企業 パイフォトニクス
【経歴】
1998年 徳島大学 工学部 光応用工学科 卒業
2000年 徳島大学大学院 工学研究科 光応用工学専攻 修了
 浜松ホトニクス株式会社 入社 人材養成室 配属
2001年 浜松ホトニクス株式会社 中央研究所 配属
2004年 浜松ホトニクス株式会社からマサチューセッツ工科大学 客員研究員 派遣
2006年 浜松ホトニクス株式会社 中央研究所 復帰
 浜松ホトニクス株式会社から光産業創成大学院大学 留学
 パイフォトニクス株式会社 代表取締役 就任(現在に至る)
2009年 光産業創成大学院大学 学位(光産業創成)取得
 浜松ホトニクス株式会社からパイフォトニクス株式会社 出向(現在に至る)
2010年 光産業創成大学院大学 評議員 就任(現在に至る)
【抱負】
ホロライトの実用化に対して大変名誉な賞を頂きありがとうございます。今までホログラフィーと3次元表示、顕微鏡測定、LED照明に関する応用分野においてシーズとニーズの融合を重ねてきました。今後もホロライトを通じてホログラムの普及に貢献したいと考えております。
【主な研究業績】
・T. Ikeda, G.Popescu, R.Dasari, M.S.Feld, "Hilbert phase microscopy for investigating fast dynamics in transparent systems", Opt. Lett., 30, pp.1165-1167 (2005)
・G. Popescu, T. Ikeda, R. R. Dasari and M. S. Feld, "Diffraction phase microscopy for quantifying cell structure and dynamics", Opt Lett, 31, pp.775-777 (2006)
・T. Ikeda, M. Takumi, H. Toyoda, "High throughput measurement of transparency object by quantitative phase microscopy system", SSII08, IN3-13 (2008)
・T. Ikeda, "Creation of new photonics industries through business practice", Annual Conference of Japan Society for Management Information 2008 Spring, H2-1 (2008)
・T. Ikeda, et al., "High speed and long time measurements of exocytosis phenomenon in Neutorphils using a dual-imaging microscope with quantitative phase and bright field images", SSII09, IS1-01 (2009)
・T.Ikeda, S.Inagaki, "Generation of aerial multi-rays object using high directional LED lightings", 3D Image Conference 2011, P-14 (2010).
・T.Ikeda, "Experimentation of telecentric lighting using high directional LED illuminators", Proceedings of 2010 Annual Conference of The Illuminating Engineering Institute of Japan, 5-12 (2010).
・T.Ikeda, "High directional LED lighting 'HOLORER-it!' with Applications", HODIC Circular, vol.31, No.1, p.32-37 (2011)
・第20回 高柳研究奨励賞 (2006)
・日本バイオイメージング学会 ベストイメージ・晝馬賞 (2008)
・第14回画像センシングシンポジウム 優秀学術賞 (2009)
・第5回産学官連携ビジネス大賞 最優秀賞 (2009)
・しずおか産業創造機構理事長表彰 創業者激励表彰 (2010)



受賞者のプロフィール

浅川久志(アサカワ ヒサシ)
丸茂電機株式会社
【経歴】
1985年 日本大学生産工学部機械工学科卒業
同年 丸茂電機株式会社入社
現在、開発部照明器具課。照明器具の光学設計に従事。東海大学講師(非常勤)

馬場洵子(ババ ジュンコ)
丸茂電機株式会社
【経歴】
2007年 東海大学大学院工学研究科光工学専攻修了
同年 丸茂電機株式会社入社
現在、開発部照明器具課。LED、ホログラム照明の研究に従事。

若木守明(ワカキ モリアキ)
東海大学工学部光・画像工学科 教授
【経歴】
1975年 東京教育大学(現筑波大学)理学研究科物理学専攻修了。博士(理学)
現在、東海大学大学院工学研究科光工学専攻主任
日本物理学会、応用物理学会、日本光学会、日本レーザー学会、日本分光学会、OSA、SPIE各会員

渋谷猛久(シブヤ タケヒサ)
東海大学工学部光・画像工学科 教授
【経歴】
1991年 東海大学大学院理学研究科物理学専攻修了。博士(理学)
応用物理学会、日本光学会、照明学会、OSA、SPIE各会員

【抱負】
名誉ある鈴木・岡田記念賞を受賞したこと、驚きとともに、大変うれしく思います。我々は、ホログラムをより美しく、鮮明に見せたいとの考えで、カラーLEDを使用してホログラム再生用照明器具の開発を進めてまいりました。照明器具を開発することがまだまだ手探りであった時に、ホログラムをその再生波長に適合したLEDで照明した時の圧倒的な美しさ、鮮明さは、開発の意欲をかきたてました。目標とするのは、動画ホログラムの再生です。真の3D (True 3D)映像再生を目指して、今後も一層の努力をしてまいります。この度は誠に有難うございました。

【主な業績】
・若木守明,浅川久志,馬場洵子,渋谷猛久, ホログラム再生用LED照明器具の開発及び評価, HODIC Circular, 31, 38-43 (2011)
・M. Wakaki, T. Shibuya, Junko Baba, H. Asakawa, Development of uminaire using high power LEDs and application to lighting system for color hologram, Proc. of SPIE, 7232, 723211-1 ~10 ( 2009)
・浅川久志, 馬場洵子, 若木守明: 高出力LEDを用いた配光制御型照明器具の開発. 照明学会誌, 92, pp.257-261 (2008)
・馬場洵子,渋谷猛久,若木守明,浅川久志,: 東海大学紀要工学部 47, 15-22 (2007)
・J. Baba, A. Yaeda H. Asakawa, T. Shibuya, and M. Wakaki, Development of lighting system for hologram using high, power LEDs, Proc. of SPIE 6488, 64880Z 1~11 (2007)
・H. Asakawa, J. Baba, A. Yaeda and M. Wakaki, Development of light distribution controllable luminaire using high power LEDs, Proc. of SPIE 6486, 648611~8 (2007)
・Laser Focus World Japan: 高出力LEDの舞台照明応用に大きな前進, June, 26-28 (2007)
・T. Shibuya, T. Kimura, M. Wakaki, and H. Katsuma, 物理教育のためのホログラフィック多重記録実験, Journal of Advanced Science, 19, 36-40 (2007)
・T. Shibuya, T. Kimura, T. Sumi, T. Tada, H. Iju, H. Katsuma, and M. Wakaki, Multi-imaging hologram for physics education in university and college, Proc. of SPIE, 5290, 243-249 (2004)
・H. Katsuma, T. Kimura. T. Shibuya, and M. Wakaki, Holography for physics education in universities and colleges, Proc. of SPIE, 5243, 89-95 (2003)
・H. Katsuma, T. Shibuya, M. Wakaki, Holography for physics education using a simple optical setup, Proc. of SPIE, 5005, 390-397 (2003)
・T. Shibuya, H. Katsuma, and M. Wakaki, Holography for physics education in university and college, Proc. of SPIE, 4864, 136-145 (2002)
・K. Isshin, H. Nagase, H. Murotani, T. Shibuya, M. Wakaki, and H. Katsuma, Structural characterization of BGO film for image recording, Journal of Advanced Science, 13, 82-83 (2001)
・K. Isshin, H. Nagase, H. Murotani, T. Shibuya, H. Yoshida, H. Katsuma, and M. Wakaki, Optical characterization of BGO and BSO films for image recording, Proc. of SPIE, 4296, 1-6 (2001)
・渋谷猛久, 室谷裕志, 一新賢二, 勝間ひでとし, 若木守明, 横田英嗣, RFマグネトロンスパッタリング法により作製したBi12GeO20薄膜の結晶性の評価, 東海大学紀要工学部, 40, 49-52 (2000)
・H. Murotani, T. Shibuya, M. Wakaki, H. Katsuma, H. Yokota, Fabrication of BGO and BSO films for image recording, Proc. of SPIE, 3956, 383-388 (2000)
・H. Katsuma, T. Shibuya, M. Wakaki, H. Yokota, K. Hasebe, Development of Holography Camera in Classroom and the Application to Science and Physics Education, Proc. of 2nd Japan-China Symposium on Physics Experiment Education in Universities, 1, 273-276 (2000)
・渋谷猛久, 勝間ひでとし, 若木守明, 横田英嗣, レーザーポインターを用いた簡易型ホログラム撮影システムの開発と教育への利用, 24, 85-88, (2000)
・若木守明, Bi12SiO20(BSO)及びBi12GeO20(BGO)の可視及び赤外領域での光学的性質, 東海大学紀要工学部 29, 169-177, (1989)



受賞者のプロフィール

佐竹信一(サタケ シンイチ)
東京理科大学 基礎工学部 電子応用工学科 准教授 博士(工学)
【経歴】
1990年 東京理科大学 理工学部 機械工学科卒業
1992年 東京理科大学 大学院修士課程理工学研究科 機械工学専攻修了
1995年 東京大学 大学院博士課程工学系研究科 機械情報工学専攻修了,
東京大学大学院 特別研究員
1996 年 工学院大学 工学部 講師
1998 年 富山大学 工学部 機械知能システム工学科 講師
2002 年 東京理科大学 基礎工学部 電子応用工学科 講師
2006 年 東京理科大学 基礎工学部 電子応用工学科 准教授 現在に至る
【抱負】
この度は、名誉ある鈴木・岡田記念賞を頂戴しまして誠に恐縮しております。もともとの私の専門研究分野である数値流体工学からホログラムの実験的研究へと導いてくださった京都大学 功刀資彰先生、千葉大学 伊藤智義先生に感謝いたします。実験素人の私に実験のイロハを教えてくさった大学院時代の先輩である佐藤一穂氏に心より感謝いたします。また、精密な校正プレートの作製など私の無理難題をいつも快く受けてくださる東京理科大学 谷口淳先生に心より感謝いたします。今後はホログラムを用いたマイクロオーダー計測からナノオーダーの計測へと発展させていきたいと思います。今までどおり皆様方からのご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。
【主な業績】
・Satake, S., Kunugi, T., Sato, K., Ito T.," Digital Holographic Particle Tracking Velocimetry for 3-D Transient Flow around an Obstacle in a Narrow Channel," Optical Review, Vol. 11, pp L162-L164 (2004)
・Satake, S., Kunugi, T., Sato, K., Ito T., Taniguchi J., ” Three-dimensional flow tracking in a micro channel with high time resolution using micro digital-holographic particle-tracking velocimetry,” Optical Review, Vol. 12, pp 442-444 (2005)
・Satake, S., Kunugi, T., Sato, K., Ito T., Kanamori, H. , Taniguchi, J, " Meas urements of 3D flow in Micro pipe via Micro Digital Holographic Particle Tra cking Velocimetry," Measurement and Science Technology, Vol. 17, pp.1647-1651 (2006)
・S. Satake, H. Kanamori, T. Kunugi, K. Sato, T. Ito, and K. Yamamoto, "Parallel computing of a digital hologram and particle searching for microdigital -holographic particle-tracking velocimetry," Applied Optics, Vol. 46, pp.538-543 (2007)
・S. Satake, T. Anraku, H. Kanamori, T. Kunugi, K. Sato, T. Ito, "Study on high speed parallel algorithm using PC grid environment for visualization measurements by Digital Holographic Particle Tracking Velocimetry", Computer Physics Communications, Vol. 178, pp. 1-7 (2008)
・S. Satake, T. Anraku, H. Kanamori, T. Kunugi, K. Sato, T. Ito, "Measurements of three-dimensional flow in micro-channel with complex shape by micro-digital-holographic particle tracking velocimetry," Journal of Heat Transfer, Vol. 130, 042413 (2008)
・S. Satake, J. Taniguchi, T. Anraku, H. Kanamori,T. Kunugi, K. Sato and T. Ito, "Calibration Plate for Digital Holographic Particle Tracking Velocimetry," Journal of Physics: Conference Series 191,  012018 doi:10.1088/1742-6596/191/1/012018 (2009)
・S. Satake, T. Anraku, F. Tamoto, K. Sato, T. Kunugi, "Three-dimensional simultaneous measurements of micro-fluorescent-particle position and temperature field via digital Hologram," Proc. of the 36th International Conference on Micro and Nano Engineering, Genoa, Italy, 19-22 September, P-LIFE-66 (2010)
・S. Satake, G. Sorimachi, T. Kanai, J. Taniguchi and N. Unno, "Three-Dimensional Measurements of Photo-curing Process With Photo-curable Resin for UV-Nanoimprint by Micro-digital-Holographic- PTV", Journal of Electronic Packaging, Vol. 132, 031003 (5 pages) DOI: 10.1115/1.4001854 (2010)



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